アクチビアは、かぜの華・熱の華とも呼ばれる口唇ヘルペスの再発治療薬です。

専門家が語るアクチビア

アクチビアの有効成分であるアシクロビルは、
GSKの前身のひとつであるバローズ・ウエルカム社に勤務していた
研究者ガートルード・B・エリオンとジョージ・H・ヒッチングスによって
1974年に開発されました。
 
イメージ画像 当時はヘルペスを含めたウイルス性の病原体の活動を抑えれられるほどの化合物は正常な細胞をも傷つけて しまうと信じられており、治療薬の開発に行きづまっていました。

そのような中、エリオンとヒッチングスは、人間の正常な細胞と病原体の細胞の差異を生化学的に研究し、正常な細胞を傷つけることなく特定の病原体だけを殺すか、その繁殖を阻止する薬を設計しました。

この設計を基盤にエリオンとヒッチングスはヘルペスの治療薬となるアシクロビルを含め、様々な薬品を開発し、1988年「薬物療法における重要な原理の発見」をしたことで共にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
私が最も誇りに思うのは薬がたくさんの人の命を救うことに役立てたことです。

画像:ガートルード・B・エリオン

ガートルード・B・エリオン
1918年 ニューヨーク生まれ。

1941年 ニューヨーク大学にて化学修士号取得。

1944年 バローズ・ウエルカム社にジョージ・H・ヒッチングス博士の助手として入
     社。以後、彼と共に病原体を生化学的に研究しながら、新薬の開発を研究。

1974年 ヘルペスウイルス感染症の発生と抑制するアシクロビルを開発。

1988年 ノーベル生理学・医学賞受賞。

1991年 アメリカ国家科学賞受賞。初の女性として国立著名発明家に認められた。

出典:
・GSK資料
・c1993-2007Academy of Achievment
http://www.achievement.org/autodoc/page/eli0bio-1 last revised Feb.5,2005